「ハロ・グレア現象が起きたら、レーシックは失敗?―ハロ・グレアの見え方とその原因」



ハロ・グレア現象の原因や見え方、またレーシック手術とハロ・グレア現象の関係について説明しています。


ハロ・グレアとは、《ハロ+グレア》からなる複合語で、レーシック手術(視力矯正手術)後の後遺症の名前です。レーシック手術による視力矯正は、日本でも若年層を中心に浸透しつつありますが、術後のハロ・グレア現象などによって日常生活に支障が出るケースもあります。このハロ・グレア現象を恐れて、レーシック手術に踏み切れない人もいます。人によっては強いハロ・グレア後遺症が起こる場合もあり、それを「レーシックの失敗」と位置づけする人も多いようですが・・・。

【レーシックとハロ・グレア現象】
レーシック手術とは、目の表面の角膜を薄くめくり、レーザー照射で眼球表面のカーブをわずかに平らにすることで、視力を回復させる手術のことです。レーシック手術を行うと、コンタクトレンズやメガネなしで生活することが可能ですが、ある程度のリスクや後遺症は起こり得ます。その後遺症のひとつが、ハロ・グレア現象です。このハロ・グレア現象は、レーシック施術後の患者さんに起こり、その継続期間や程度は人によってまちまちです。また、瞳孔(黒目の中心)の大きい人や、夜間の瞳孔の開きの大きい人ほど、ハロ・グレア現象が起きやすいとされています。

【ハロ・グレアはどんな見え方をするの?】
《ハロ》とは、光が輪の形や十字型に眩しく見える現象のこと、《グレア》とは光がギラついて眩しく見える現象のことです。ハロ・グレアとは、いずれも太陽光や電灯、車のライトなどが非常に眩しく感じられる現象で、目にとって大きな負担になります。

【ハロ・グレア現象の原因は?】
レーシック手術では、角膜にごくわずかな傷が入ります。この微細な傷こそが、ハロ・グレアの原因です。ハロ・グレア現象のレベルは、人によって差が激しく、術後ほとんどハロ・グレア現象が起こらない人もいれば、1年以上続く人もいます。各患者さんの視力回復の度合いによって、角膜に入る傷も異なります。そのため、ハロ・グレア現象は、人によって度合いが違うのです。
「レーシック手術が失敗したから、ハロ・グレア現象が起きた」と怒る患者さんもいらっしゃいますが、レーシック失敗の定義は今のところ定まっておらず、ハロ・グレア現象の度合いによって、レーシックが成功したか失敗したかを位置づけることはできません。

【ハロ・グレアは治療できる?】
ハロ・グレアの確たる治療法は、今のところありません。しかし、時間の経過とともに、ハロ・グレア現象は必ず徐々に治まってゆきます。ただ、その度合いや継続期間は人によって差が大きく、レーシック術後、羞明(しゅうめい:光を眩しく感じること)感に長く悩まされる人も少なくありません。
対処法としては、ハロ・グレア現象が起きている期間内は、日中サングラスをかける、夜間の運転を避ける、直射日光を視野に入れないなどの工夫をすることです。